冬に急増する「香りストレス」が肌荒れ・頭皮トラブルの原因に? 意識されない冬の肌トラブルの盲点

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冬に急増する「香りストレス」が肌荒れ・頭皮トラブルの原因に? 意識されない冬の肌トラブルの盲点

冬になると、なぜか香りを強く感じることはありませんか? 暖房の効いた室内で過ごす時間が増え、換気の機会が減る冬の閉鎖的な環境では、普段は気にならない柔軟剤や香水、オフィスの芳香剤などが「強すぎる」と感じる人も少なくないでしょう。実は、この「香りストレス」が、肌荒れや頭皮トラブルの一因となっている可能性が、医療法人社団鉄結会の調査によって明らかになりました。

冬は香りに敏感になる人が7割以上!

医療法人社団鉄結会が全国の20〜50代の社会人男女300名を対象に行った冬季における「香りの感じ方」と「肌トラブル」の関連性に関するアンケート調査では、驚くべき結果が示されました。

「冬になると、他の季節より香り・匂いを強く感じることがありますか?」という質問に対し、「よくある」と「たまにある」を合わせると73.7%もの人が「香り・匂いを強く感じる」と回答しました。これは、多くの人が冬に香りに対して敏感になっていることを示唆しています。

Q1. 冬になると香り・匂いを強く感じますか?

なぜ冬に香りを強く感じるの?

冬に香りを強く感じる背景には、いくつかの要因が考えられます。まず、冬は空気が乾燥し、暖房によって室温が高くなる傾向があります。これにより、香りの成分が揮発しやすくなり、空気中に漂う濃度が高まる可能性があります。さらに、窓を閉め切ることが多く、換気不足になりがちです。密閉された空間では、香りの成分が滞留しやすいため、より強く感じられるのかもしれません。また、冬は体調を崩しやすい季節でもあり、自律神経の乱れやストレスが嗅覚に影響を与える可能性も指摘されています。

香りが気になる場面、最多は「通勤電車・バス」

「冬に香り・匂いが強いと感じる場面」を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「通勤電車・バスの中」で68.2%でした。次いで「職場・オフィス」(62.4%)、「飲食店・飲み会」(54.7%)が続きます。

Q2. 香りが強いと感じる場面は?

これらの結果から、多くの人が日々の生活の中で、特に閉鎖的な公共空間や職場において、香りの負荷を感じていることが分かります。通勤電車やバスは多くの人が集まる場所であり、様々な香りが混じり合うため、敏感な人にとっては大きなストレス源となりえます。職場やオフィスも同様に、長時間過ごす空間であるため、芳香剤や個人の香水の香りが蓄積し、不快感や集中力の低下につながることもあるでしょう。

半数以上が「香りストレスで肌・頭皮トラブル」を経験

さらに注目すべきは、「強い香りにさらされた後、肌荒れや頭皮のかゆみなどのトラブルを感じたことがありますか?」という質問に対し、半数以上の52.3%が「感じたことがある」と回答したことです。

Q3. 香りストレスで肌・頭皮トラブルを感じたことは?

感じたトラブルの内訳では、「肌のかゆみ・赤み」が58.6%で最も多く、「頭皮のかゆみ・フケ」(47.2%)、「肌の乾燥が悪化」(43.9%)、「ニキビ・吹き出物」(31.4%)などが挙げられました。これは、香りに含まれる化学成分が肌や頭皮に直接的な刺激を与えたり、アレルギー反応を引き起こしたりすることで、トラブルの原因となっている可能性を示唆しています。特に、冬は肌のバリア機能が低下しやすいため、外部からの刺激に対してより敏感になっていると考えられます。

香り成分が肌に与える影響

香料に含まれる成分は多岐にわたり、中には皮膚刺激性を持つものや、アレルギーの原因となる物質も存在します。例えば、合成香料には揮発性有機化合物(VOC)が含まれることがあり、これらが肌に触れることで乾燥やかゆみ、赤みといった炎症反応を引き起こす可能性があります。また、香料が汗や皮脂と混じり合うことで、肌の常在菌バランスが崩れ、ニキビや吹き出物の悪化につながることも考えられます。

頭皮に関しても同様で、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤などに含まれる香料が頭皮に長時間留まることで、かゆみやフケ、炎症を引き起こすことがあります。特に敏感肌や乾燥肌の人は、これらの刺激に反応しやすい傾向にあると言えるでしょう。香りストレスは、嗅覚を通じて脳に作用し、自律神経の乱れやストレスホルモンの分泌を促すことで、間接的に肌のターンオーバーの乱れやバリア機能の低下を招き、肌荒れを悪化させる可能性も指摘されています。

「肌ケア」重視の一方で「香りケア」は見落とされがち

「冬の肌ケアと香りケア(香りによる刺激を避けること)、どちらを意識していますか?」という質問では、「肌ケアを意識している」と回答した人が82.7%に達した一方、「香りケアを意識している」と回答した人はわずか8.6%にとどまりました。

Q4. 肌ケア vs 香りケア、どちらを意識?

この結果は、多くの人が冬の乾燥対策として保湿などの「肌ケア」を熱心に行っている一方で、肌トラブルの一因となりうる「香りストレス」への対策は見落とされがちであることを明らかにしています。冬の肌荒れや頭皮トラブルに悩んでいても、その原因が「香り」にあるとはなかなか気づきにくいのかもしれません。そのため、せっかく肌ケアを頑張っていても、根本的な原因が残っているために改善が見られない、という状況に陥っている人もいる可能性があります。

香りストレスへの対処法、「特に何もしていない」が最多

香りストレスへの対処法について尋ねたところ(複数回答可)、「特に何もしていない」が44.8%で最も多い結果となりました。次いで「その場を離れる・移動する」(38.6%)、「マスクを着用する」(36.2%)、「換気を心がける」(29.4%)などが挙げられますが、皮膚科を受診した人はわずか5.2%にとどまっています。

Q5. 香りストレスへの対処法は?

この結果から、多くの人が香りストレスを感じつつも、具体的な対策を取れていない実態が浮き彫りになりました。対策を取っている人でも、「その場を離れる」や「マスク着用」など、一時的な対応にとどまっている傾向が見られます。根本的な解決には、自身の肌や生活環境を見直し、より積極的に香りストレスへの対策を講じることが重要だと言えるでしょう。

具体的な香りケアのヒント

香りストレスへの対処法として、以下のようなヒントを参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • 無香料製品の選択: 洗剤、柔軟剤、シャンプー、ボディソープ、化粧品など、日常的に使用する製品を無香料のものに切り替えることで、肌への刺激を減らすことができます。特に、肌に直接触れるものや長時間肌に残るものは、無香料を選ぶメリットが大きいでしょう。

  • 換気を心がける: 自宅やオフィスなど、長時間過ごす空間では、定期的に窓を開けて換気を行い、空気中の香りの濃度を下げるように心がけましょう。冬場は寒いと感じるかもしれませんが、短時間でも空気の入れ替えをすることで、空間の香りがリフレッシュされます。

  • マスクの着用: 通勤電車やバス、人混みなど、香りの強い環境に身を置く際は、マスクを着用することで、直接香りの粒子を吸い込む量を減らすことができます。これは、香りだけでなく、冬場に流行するウイルス対策としても有効です。

  • アロマテラピーの利用: 強い合成香料を避け、天然のエッセンシャルオイルを用いたアロマテラピーを試してみるのも良いでしょう。ただし、エッセンシャルオイルも濃度や種類によっては刺激となる場合があるので、パッチテストを行うなどして、ご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

  • ストレス管理: 香りストレスが自律神経に影響を与える可能性もあるため、十分な睡眠、適度な運動、リラックスできる時間を持つなど、日頃からストレスを管理することも大切です。心身のバランスが整うことで、肌の調子も安定しやすくなるでしょう。

調査まとめ:冬の肌トラブルは「香り」にも注目!

今回の調査では、7割以上の人が「冬は香りを強く感じる」と回答し、その半数以上が「香りストレスによる肌・頭皮トラブルを経験している」ことが明らかになりました。一方で、肌ケアへの意識は高いものの、香りストレスへの対策は「特に何もしていない」という人が最も多く、肌トラブルの隠れた原因として「香り負荷」が見落とされている実態が浮き彫りになりました。

冬の肌荒れや頭皮トラブルに悩んでいる方は、保湿などの一般的なケアに加えて、「香りストレス」という視点からも自身の生活環境を見直してみることをおすすめします。

医師からのアドバイス:冬の肌トラブルと香りストレス

アイシークリニックの髙桑康太医師は、今回の調査結果を受けて次のようにコメントしています。

「今回の調査で、冬季に香りを強く感じる方が多く、さらにその香りストレスが肌や頭皮のトラブルに影響を及ぼしている可能性があることが示されました。

冬は空気が乾燥し、肌のバリア機能が低下しやすい季節です。肌のバリア機能とは、外部からの刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ大切な役割を担っています。このバリア機能が低下すると、普段なら刺激にならないようなわずかな物質にも肌が過敏に反応しやすくなります。そこに、閉め切った空間で濃度の高い香り成分にさらされることで、皮膚への刺激が増大し、かゆみや赤み、乾燥の悪化といった症状を引き起こすことがあります。特に、合成香料や柔軟剤に含まれる化学物質は、敏感肌の方にとって刺激となりやすいことが知られています。これらの化学物質は、肌の表面に付着したり、皮膚から吸収されたりすることで、アレルギー反応や刺激性皮膚炎を引き起こす可能性があるのです。

また、香りストレスは自律神経にも影響を与え、ストレスホルモンの分泌を促すことで、間接的に肌荒れを悪化させる可能性もあります。自律神経は、体温調節や免疫機能、ホルモンバランスなど、体の様々な機能をコントロールしており、そのバランスが崩れると、肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂の分泌が過剰になったりすることがあります。精神的なストレスが肌に現れることはよく知られていますが、嗅覚を通じて感じる香りストレスも、同様に肌に影響を与える可能性があると言えるでしょう。

調査結果で『肌ケアは意識しているが、香りケアは意識していない』という意識ギャップが明らかになったことは、重要な示唆です。冬の肌トラブルに悩んでいる方は、保湿だけでなく、使用する製品を無香料のものに切り替える、換気を心がける、といった『香り環境』の見直しも検討してみてください。これは、単に香りを避けるだけでなく、肌への余計な刺激を減らし、肌本来のバリア機能をサポートすることにもつながります。

繰り返す肌荒れや頭皮トラブルがある場合は、自己判断でケアを続けるのではなく、専門医に相談されることをおすすめします。当院では、お一人おひとりの肌質や生活環境を考慮した上で、最適な治療プランをご提案いたします。」

髙桑医師のコメントからもわかるように、冬の肌トラブルは乾燥や保湿不足だけでなく、意外な「香りストレス」が隠れた原因となっている可能性があります。特に、肌が敏感になっている冬の時期は、普段以上に香りの成分に注意を払うことが大切です。もし、様々な肌ケアを試しているのに改善が見られない場合は、一度「香り」との関係性を見直してみてはいかがでしょうか。

冬の肌トラブルにお悩みの方へ

「保湿しているのに肌荒れが治らない」「原因不明の頭皮のかゆみが続いている」――そんなお悩みをお持ちの方は、もしかしたら「香りストレス」が関係しているのかもしれません。自己判断で悩まず、専門医に相談することで、根本的な原因を見つけ、適切なケアや治療へとつながる第一歩を踏み出しましょう。

アイシークリニックでは、形成外科専門医が一人ひとりのお悩みに寄り添い、肌質や症状に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

アイシークリニックの特徴

  • 形成外科専門医による診療
    豊富な経験と専門知識に基づき、患者さんの肌の状態を正確に診断し、安全で効果的な治療を提供しています。形成外科の視点から、肌の構造や機能、トラブルの原因を深く理解し、より適切なアプローチを行います。

  • 原因を探る丁寧なカウンセリング
    肌トラブルの原因は生活習慣や環境要因など多岐にわたります。アイシークリニックでは、患者さんのライフスタイルや日々の肌の状態を丁寧にヒアリングし、総合的な視点から原因を特定することに力を入れています。これにより、一時的な症状の改善だけでなく、長期的な肌の健康を目指します。

  • 保険診療にも対応
    症状によっては保険適用で治療が可能です。経済的な負担を気にせず、必要な医療を受けられるよう、患者さんの状況に合わせた最適な治療法を提案しています。

  • 駅近で通いやすい立地
    新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院を展開しており、いずれも駅から近く、アクセスしやすい場所に位置しています。忙しい日々の中でも、気軽に専門医の診察を受けられる環境が整っています。

「ちょっとした肌荒れだから」と放置せず、まずは専門医に相談することで、根本的な改善への第一歩を踏み出しましょう。肌の専門家である形成外科医が、あなたの肌の悩みに真摯に向き合い、解決への道をサポートしてくれます。

クリニック情報

アイシークリニック新宿院
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所在地: 東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
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所在地: 埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
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