水不要・無臭・衛生的!次世代トイレ「クレサナ」が拓く、快適で安心な未来の排泄ケア
水洗トイレが当たり前の現代社会において、水が使えない環境での排泄は大きな課題となりがちです。特に、キャンピングカーでの長期滞在、災害時の断水、介護現場、あるいは建設現場のようなオフグリッド環境では、「トイレ問題」が人々の生活の質や衛生状態に深刻な影響を与えることがあります。そんな中、水や化学薬品を一切使わず、排泄物をニオイごと自動で密閉パックする次世代トイレ「clesana(クレサナ)」が注目を集めています。
この革新的なトイレは、スイスのclesana社が開発し、日本国内ではキャンピングカー製造で国内首位を誇る株式会社トイファクトリーが総代理店として展開しています。テレビ番組でも話題となったクレサナは、一体どのような技術で私たちを「トイレ問題」から解放してくれるのでしょうか。
クレサナの核心技術:”におわない”秘密は特殊フィルムにあり
クレサナの最大の特長は、その驚異的な防臭性と衛生管理能力にあります。この能力を支えているのが、クレサナが独自に開発した「フィルム」と「熱圧着技術」です。
ドイツの第三者機関が実証した圧倒的な防臭性
クレサナトイレの防臭性が単なるうたい文句ではないことは、ドイツの第三者調査機関である『フラウンホーファー研究機構』の分析結果によって裏付けられています。フラウンホーファー研究機構は、欧州最大の応用研究機関として知られ、その研究成果は世界的に信頼されています。
この研究機構が行った比較試験では、クレサナ製の高バリアフィルムが、一般的なポータブルトイレ用フィルムと比較して、約900倍も高い防臭性を持つことが実証されました。この結果は、クレサナのフィルムが単に厚いだけでなく、臭気分子の透過を極めて高いレベルで抑制できることを示しています。
世界特許取得済み「7層式特殊加工」フィルムの秘密
クレサナのフィルムは、単なるプラスチックフィルムではありません。世界特許を取得した「7層式特殊加工」が施されており、この多層構造が臭気や液体の漏れを徹底的に防ぎます。多層フィルムは、異なる素材の層を重ね合わせることで、それぞれの素材が持つバリア特性を組み合わせ、単一素材では実現できない高い遮断性能を発揮します。例えば、酸素や水蒸気の透過率を極限まで低減させる層や、強度を高める層などが組み合わされていると考えられます。
この特殊なフィルムは、酸素や水蒸気の透過率においても一般的なフィルムより圧倒的に優れていることが示されており、これにより臭気だけでなく液体の漏れ防止にも明確な優位性を示しています。この技術は、排泄物を衛生的に密閉する上で極めて重要であり、特に長期保存が必要な災害時などにおいてその真価を発揮します。
強固な密閉を可能にする独自の熱圧着技術
フィルムの性能を最大限に引き出すのが、クレサナ独自の熱圧着技術です。使用済みのフィルムは、熱処理時に最大22枚もの厚みに折り重なります。これほど多くの層が重なった状態でも、クレサナの技術は確実かつ均一に熱圧着を行い、強固に密閉することを可能にしています。一般的な溶接技術では、これほど厚みのある多層フィルムを均一に、かつ確実に密閉することは非常に難しいとされています。クレサナは、この難題をクリアする独自の技術を確立することで、”におわない”を実現しているのです。
この強力な熱圧着・密閉力は、使用済みの排泄物が外部に漏れることを完全に防ぎ、周囲の環境を清潔に保つ上で不可欠です。使用毎にボタン一つで自動密閉パックされるため、手作業で処理する手間がなく、非常に衛生的です。
さらに、クレサナは災害時や屋外での使用時であっても、日常の水洗トイレに近いデザインを採用しています。これにより、ユーザーは落ち着いて、プライバシーが守られた環境で排泄できるという心理的な安心感を得られます。これは、特にストレスの多い状況下で、人々の尊厳とウェルビーイングを保つ上で非常に重要な配慮です。
多様なシーンで活躍するクレサナ:あらゆる“トイレ問題”を解決
クレサナは、その優れた機能性から、様々な環境下で発生するトイレ問題の解決に貢献しています。
キャンピングカーでの快適な旅をサポートする「C1」
キャンピングカーでの旅は自由で魅力的ですが、多くのユーザーが直面するのが「トイレ問題」です。従来のカセット式トイレやポータブルトイレは、悪臭、汚水タンクの廃棄の面倒さ、共有廃棄場所での感染リスクといった課題を抱えていました。実際、アンケート調査では、従来の車載トイレを日常的に使用していたユーザーは半数以下(47%)に留まっていたことが示されています。
しかし、クレサナの車載電源(12V)で稼働するモデル「C1」は、この状況を大きく変えました。電源と設置場所があれば車種を問わず取り付け可能なため、キャンピングカーユーザーから高い人気を得ています。クレサナ導入後には、82%のユーザーが「日常的に使うトイレ」として定着し、車内でのトイレ利用状況が劇的に改善したと報告されています。
ユーザーからは、「自宅のトイレに近いデザインが気に入った。夜間や雨天時に外のトイレに行く手間がなくなり、長期の車中泊も楽しめるようになった」「カセット式やラップ式のネックを解消してくれた。使いたいときにすぐに使えるのが良い」「処理したパックを溜めておけるし、フィルムの質も良い。利便性がとにかく高い」といった声が寄せられています。クレサナC1は、バンコン、国産キャブコン、輸入車キャブコン、クラスAモーターホーム、キャンピングトレーラーなど、幅広いキャンピングカーに設置可能です。
災害・BCP対策、介護現場でも活躍する「C1ポータブルスリム」
クレサナは、キャンピングカーだけでなく、より広範な社会課題の解決にも貢献します。
C1ポータブルスリムは、家庭用コンセント(AC100V)やモバイルバッテリーでも稼働できる電源キットを組み合わせることで、さらに多様なシーンでの利用を可能にします。このモデルは、オフグリッド環境、介護施設、工事現場、屋外仮設トイレ、移動事務所、エレベーター内、タワーマンション、自治体、医療機関、企業、団体など、災害・BCP対策にも最適な仕様です。
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建設・工事現場や山間部など、水道の引き込みが難しいオフグリッド環境では、トイレ設置コストの大幅な削減に貢献します。
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介護現場では、ベッドからトイレへの移動が困難な方のために、部屋の中で無臭かつ衛生的に使用できるため、利用者と介護者双方の負担を軽減し、尊厳ある排泄ケアをサポートします。
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災害時には、断水状況下でも電源があれば稼働可能で、ポータブル電源と組み合わせることで、非常に心強い備えとなります。
衛生的で設置が簡単なクレサナポータブルスリムは、コンパクトなサイズと水不要という特性から、専用フィルムをセットしてコンセントに差すだけで、すぐに使用できます。これはまさに、車内利用にとどまらない“持ち運びができるクレサナC1”と言えるでしょう。
コンパクトさと備蓄のしやすさを追求した「X1」が今冬登場
さらに、クレサナのフィルムと熱圧着技術はそのままに、コンパクトさと備蓄のしやすさに特化したポータブルタイプ「X1(エックスワン)」が今冬、日本に登場する予定です。
このモデルは、災害時にクレサナC1を活用したトイファクトリーの意見が取り入れられ、積み重ねができる本体設計になっています。これにより、防災やBCP対策などでの備蓄が容易になり、非常時の準備をより効率的に行えるようになります。また、欧州で利用率の高い電動工具モバイルバッテリー(18V)で稼働できるため、完全に独立して使用できる点も大きな特長です。X1の登場により、クレサナの活躍の場はさらに拡大すると期待されています。
販売時期や金額など、日本での販売に関する詳細は今後の続報が待たれます。
社会貢献と災害支援:フェーズフリーな「MARU MOBI」との連携
クレサナは、単なる製品に留まらず、社会の課題解決に貢献するツールとしても期待されています。
能登半島地震でのトイレカー開発と派遣
2024年1月の能登半島地震では、長期にわたる断水により被災地で深刻なトイレ不足が発生しました。水洗トイレが使えない状況下での排泄は、衛生環境の悪化だけでなく、人々の精神的負担を増大させ、感染症のリスクを高めることにもつながります。特に、高齢者や女性にとっては、仮設トイレの利用が大きな負担となることが少なくありません。
このような状況に対応するため、株式会社トイファクトリーはクレサナトイレを設置したトイレカーのプロトタイプを緊急で開発し、被災地に派遣しました。断水が続く環境でも衛生的に使用できるクレサナは、被災地の方々に大変喜ばれ、安心できる排泄環境を提供することに貢献しました。
マルチパースモビリティ「MARU MOBI」への設置
株式会社トイファクトリーが自治体や企業・団体向けに提案しているマルチパースモビリティ「MARU MOBI(マルモビ)」は、平時活用と有事機能発揮を両立させた車両です。このMARU MOBIでは、個室トイレルームとしてクレサナの設置が可能です。
車両内のトイレルームは、200系ハイエース・ハイルーフスーパーロングサイズの場合、最大2部屋の設置が可能です。これにより、災害時の備えとしてだけでなく、屋外イベントでの簡易トイレカー、建設現場での移動事務所など、多岐にわたる用途で活用できます。通常の水洗トイレカーと比較して低コストで導入でき、バキュームカーでの汲み取りが不要で家庭ゴミとして廃棄できる点も大きな利点です。
救護室としての活用
ポータブルベッドとトイレルームを組み合わせることで、急病の方を受け入れる救護室としても非常に便利です。排泄物を1回ごとに密閉パック化し、衛生的に処理できるクレサナトイレだからこそ、医療現場や緊急時においても安心して使用できます。これにより、感染症のリスクを低減し、患者やスタッフの安全を守ることが可能です。
移動オフィスとしての活用
脱着式シートとテーブルによる会議室モードとトイレルームを一緒に設置すれば、どんな場所でも快適にリモートワークを行える移動事務所カーとして機能します。建設現場などでの簡易事務所をMARU MOBIに置き換えることで、低コストでトイレ問題を解決し、従業員のウェルビーイング向上にも貢献します。
フェーズフリーな車両「MARU MOBI」
MARU MOBIは、トヨタ/ハイエースをベースに、取り外し可能な脱着式シートや脱着式家具を車内に設置した車両です。レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長です。平常時はコミューターバスとして使用し、屋外イベントの際は休憩・救護室として、また災害などの有事の際はトイレカーとしてなど、1台の車両を多方面かつ多目的に活用できる、まさに「フェーズフリー」な車両と言えます。このような車両は、社会のレジリエンス(回復力)を高める上で重要な役割を担います。
メディアでの注目と今後の展開
クレサナは、その革新性と社会貢献性から、すでに多くのメディアで取り上げられています。
テレビ東京系列「日経スペシャル カンブリア宮殿」では、創業30年の歴史を振り返りながら、トイファクトリーのモノづくりへのこだわりや、ワクワクを作り出すスタッフの姿が紹介され、番組内でクレサナが大きく取り上げられました。その他にも、MBS毎日放送「情熱大陸」、日本テレビ「news zero」、テレビ朝日系列「ANN NEWS」、テレ東「ゆうがたサテライト」など、主要なテレビ番組で多数紹介されており、その注目度の高さがうかがえます。
これらのメディア露出は、クレサナが提供する価値が広く社会に認知され、多くの人々の関心を集めていることを示しています。今後も、クレサナは様々なシーンでその真価を発揮し、より快適で安心な社会の実現に貢献していくことでしょう。
スイスclesana社と日本総代理店トイファクトリー
クレサナトイレを開発したclesana社は、スイス東部ザンクト・ガレン州に本社を構えるメーカーです。ドイツ、スイス、オーストリアを中心に販売されており、環境保護意識の高い欧州では、水が不要なだけでなく排泄物を分解するための薬剤も一切使用しないことから、


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