ギプス生活を快適に!「におい」や「汚れ」の悩みを解消する新カバー「デオギプスカバー®」が登場

ヘルスウェルビーイングニュース

ギプス固定が必要になったとき、多くの人が心に抱えるのは、治療への不安だけではありません。日常生活での不便さ、特にギプスから発する「におい」や、時間の経過とともに避けられない「汚れ」といった問題は、患者さんの精神的な負担を大きくする要因となります。しかし、そんなギプス生活の悩みに寄り添い、快適さを提供する新しい解決策が登場しました。アルケア株式会社から2025年12月15日に新発売されるギプス専用カバー「デオギプスカバー®」です。

ギプス固定は、骨折や脱臼などの治療において、患部を安定させ、正しい位置で回復を促すための重要な医療処置です。しかし、その恩恵を享受する一方で、患者さんは様々な不便さやストレスに直面します。特に、数週間から数ヶ月に及ぶ固定期間中、ギプス内部にこもる汗による不快なにおいや、日常生活で避けられないギプスの黄ばみや汚れは、多くの患者さんにとって共通の悩みとなっています。

ギプス生活のリアルな困りごと:患者さんの声から見えてくる課題

ギプス固定中の生活は、見た目以上に多くの課題を伴います。活動が制限されることによる不便さだけでなく、心理的な側面も大きく影響します。アルケア株式会社が3年以内にギプス治療を受けた患者700名を対象に行ったWEB調査(2022年8月実施)では、ギプスの困りごとの上位に「汚れ」(32.9%)と「におい」(29.7%)が挙げられました。これらは、単なる衛生上の問題を超え、患者さんの自己肯定感や社会生活にまで影響を及ぼす深刻な課題です。

ギプス内の皮膚は、通気性が悪く汗がこもりやすいため、細菌が繁殖しやすく、これが不快なにおいの主な原因となります。また、時間の経過とともにギプス自体が黄ばんだり、日常生活の中で付着する汚れは、見た目の清潔感を損ない、「恥ずかしい」という感情につながることも少なくありません。特に、腕や手などの目立つ部位にギプスを装着している場合、周囲の視線が気になり、外出をためらったり、人との交流を避けてしまったりすることもあるでしょう。このような精神的な負担は、治療へのモチベーション低下にも繋がりかねません。

ギプス固定期間は、骨が癒合し、組織が回復するのを待つ大切な時間です。この期間をいかに快適に、そして前向きに過ごせるかは、患者さんの回復過程において非常に重要です。しかし、現状では、かゆみ、ムレ、水濡れといった物理的な不快感に加え、においや汚れといった視覚的・嗅覚的な問題が、患者さんのQOL(生活の質)を低下させる一因となっていました。

「デオギプスカバー®」の誕生秘話:患者さんの声が開発を後押し

「親切な製品をつくること」という創業の志を掲げるアルケア株式会社は、1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。以来、同社は整形外科領域における運動器疾患の治療とケアをつなぎ、医療従事者と患者さん双方の「ありたい医療」の実現を目指してきました。

長年にわたり、医療現場の声や患者さんの悩みに耳を傾けてきた中で、ギプス固定中の「におい」と「汚れ」の問題が、単なる衛生面だけでなく、患者さんの日常生活に大きく影響する重要な課題であると再認識されました。この課題を解決するため、ギプスを「カバーする」だけでなく、「快適にする」ことを目指し、新製品の開発がスタートしました。

開発チームは、消臭加工生地の選定から、ギプスにフィットするデザインの追求まで、細部にわたるこだわりを持って取り組みました。患者さんが安心して、そして快適にギプス生活を送れるよう、消臭性能とデザイン性を両立させたギプス専用カバー「デオギプスカバー®」が、こうして誕生したのです。

「デオギプスカバー®」の徹底解剖:3つの特長で快適をサポート

「デオギプスカバー®」は、ギプス固定中の患者さんが抱える「困った」を解消するために、以下の3つの主要な特長を備えています。これらの特長は、患者さんのギプス生活を格段に快適にするための工夫が凝らされています。

1. 汗臭成分を軽減する消臭性能

ギプス内のにおいの主な原因は、汗に含まれるアンモニアや酢酸などの成分です。ギプスは通気性が悪いため、これらの成分がこもりやすく、不快なにおいを発生させます。デオギプスカバー®は、この問題に着目し、においの原因となる汗臭成分に特化した消臭加工生地を採用しています。

消臭加工生地とは、繊維に特殊な加工を施すことで、においの分子を吸着したり、化学的に分解したりする機能を持たせたものです。デオギプスカバー®に使用されている生地は、第三者機関である一般財団法人カケンテストセンターによる消臭試験(2025年4月実施)により、その高い消臭効果が実証されています。試験結果では、においの原因であるアンモニア臭を99%以上、酢酸臭を98%以上カットすることが確認されており、気になるにおいを意識せず日常生活を送ることをサポートします。

消臭試験結果のグラフ

この消臭性能により、ギプスを装着している本人はもちろん、周囲の人々も不快な思いをすることなく、安心して過ごせるようになるでしょう。特に、公共の場や職場、学校などでのにおいに対する不安が軽減されることは、患者さんの心理的な負担を大きく和らげることにつながります。

2. ギプスの見た目をカバーする専用設計

ギプスは治療具であり、その機能性が最優先されますが、見た目も患者さんの心理に大きな影響を与えます。時間の経過とともに避けられないギプスの黄ばみや汚れは、見た目の清潔感を損ない、患者さんに「恥ずかしい」という感情を抱かせることがあります。デオギプスカバー®は、このような患者さんの悩みに応えるため、ギプスの形に合わせた専用設計と、日常使いに適したブラックカラーを採用しています。

この専用設計により、ギプスの黄ばみや汚れをしっかりと覆い隠し、常に清潔感のある見た目を保つことができます。さらに、手のひらまで覆い隠せる設計のため、ギプス全体をスタイリッシュにカバーすることが可能です。これにより、患者さんはギプスの見た目を気にすることなく、より自然に日常生活を送ることができるようになります。ファッションの一部として溶け込むようなデザインは、患者さんの気分を明るくし、外出への意欲を高めることにも繋がるでしょう。

ギプス専用設計で黄変・汚れを覆い隠す

3. 快適な装着感と日常使いに適したデザイン

ギプスは長時間装着するものであるため、装着感の快適さは非常に重要です。デオギプスカバー®は、伸縮性を持つ素材を使用しているため、ギプスと前腕にぴったりとフィットし、快適な装着感を提供します。これにより、ギプスとの間に隙間ができにくく、ズレやもたつきによる不快感を軽減します。

また、シンプルなブラックデザインは、性別や年齢を問わず、日常のさまざまなシーンに馴染みます。カジュアルな服装から少しフォーマルな場面まで、幅広いファッションに合わせやすく、ギプスを装着していることを意識させにくいデザインです。これにより、患者さんはギプスを隠すのではなく、自然に身につけることができるようになり、精神的なストレスの軽減にも寄与します。

伸縮性素材でギプスと前腕にフィットし日常使いに適したブラック

「デオギプスカバー®」の概要

「デオギプスカバー®」は、以下の仕様で提供されます。

デオギプスカバーの商品概要

ギプス生活をトータルで支えるアルケアの取り組み

アルケア株式会社は、「デオギプスカバー®」の提供だけでなく、ギプス固定に関わるすべての人々をトータルでサポートすることを目指しています。医師の働き方改革や医療従事者の人手不足が進む中、限られた診療時間で十分な生活指導を行うことが困難になっている現状に対し、製品に加え、情報・サービスの提供を通じて、多角的に支援を行っています。

医療従事者をサポートするツール

医療従事者向けの「患者さん向けのギプス生活指導ツール」は、診療現場の負担を軽減し、業務の効率化と患者さんの満足度向上を支援します。この無料の紙ツールは、ギプスの種類や日常生活での注意点、異常時の対処法などをイラストで分かりやすく解説しており、患者さんが自宅で家族と共有する資料としても活用できます。

患者さん向けギプス生活指導ツール

患者さんをサポートするWebサイト「快適ギプス生活」

ギプス生活で困りごとが生じている患者さんが、少しでも快適に生活できるよう、アルケアはWebサイト「快適ギプス生活」を2025年11月5日にリニューアル公開しました。

WEBサイト「快適ギプス生活」の紹介

このサイトでは、ギプス生活中の注意点や、医師監修による困り事に対するQ&A、そしてギプス生活をサポートするグッズの紹介などが掲載されています。患者さんはこのサイトを通じて、入浴時や外出時、睡眠時など、具体的なシチュエーションでの悩みの解決策を見つけることができます。また、紹介されているサポートグッズは、患者さん自身でECサイトから購入することも可能です。医療従事者も、患者さんへの情報提供ツールとしてこのサイトを案内することで、より質の高いケアを提供できるようになるでしょう。

ギプス生活をより快適に過ごすためのヒント

ギプス固定期間は、身体の一部が一時的に不自由になるため、精神的にも肉体的にも負担がかかりやすい時期です。「デオギプスカバー®」のような製品を活用することに加え、日々の生活の中でいくつかの工夫をすることで、ギプス生活をより快適に過ごすことができます。

ギプス内の清潔保持と皮膚ケア

ギプス内は通気性が悪く、汗をかきやすいため、皮膚トラブルが起こりやすい環境です。かゆみや湿疹を防ぐためには、可能な範囲でギプスの清潔を保つことが大切です。ギプスが濡れないように注意しながら、清潔なタオルで拭く、送風機などで内部を乾燥させるなどの工夫が考えられます。また、ギプスから出ている指先や足先は、石鹸で優しく洗い、保湿を心がけましょう。異常を感じたら、すぐに医療機関に相談することが重要です。

かゆみ対策

ギプス固定中によくある悩みが「かゆみ」です。ギプス内がかゆくなっても、無理に棒などを差し込むのは避けましょう。皮膚を傷つけたり、ギプス内部に異物が残ったりする可能性があります。冷たいタオルでギプスの上から冷やしたり、医師に相談してかゆみ止めの薬を処方してもらうなどの方法があります。また、ギプス内の皮膚トラブルが悪化しないよう、清潔を保つことが間接的なかゆみ対策にも繋がります。

水濡れ対策

ギプスは基本的に水濡れ厳禁です。入浴時は、ギプス専用の防水カバーを使用したり、ビニール袋でしっかりと保護したりするなど、細心の注意を払いましょう。シャワーのみにする、患部を湯船に入れないなどの工夫も必要です。もしギプスが濡れてしまった場合は、内部が乾燥しにくく、皮膚トラブルやギプス自体の劣化につながる可能性があるため、すぐに医療機関に連絡し、指示を仰ぎましょう。

精神的なケア

ギプス固定中は、活動の制限や見た目の変化から、気分が落ち込んだり、イライラしたりすることがあります。このような感情は自然なものです。無理にポジティブになろうとせず、家族や友人に話を聞いてもらったり、趣味や気分転換できることを見つけたりするのも良いでしょう。また、ギプスが外れた後の回復をイメージすることも、前向きな気持ちを保つ助けになります。周囲の理解とサポートも非常に重要です。家族や職場の人々には、ギプス固定中の状況を伝え、協力を求めることで、より安心して過ごせるはずです。

リハビリテーションの意識

ギプスが外れた後には、患部の機能回復のためのリハビリテーションが不可欠です。ギプス固定中から、医師や理学療法士の指導のもと、可能な範囲で他の部位の運動や、患部を動かさない範囲での筋力維持運動などに取り組むことで、ギプス除去後のリハビリをスムーズに進めることができるでしょう。リハビリテーションは、骨折治療の最終段階であり、日常生活への復帰を左右する大切なプロセスです。

アルケア株式会社について

アルケア株式会社は、1955年の創業以来、「人に寄り添う“かんご”を、世界のスタンダードに。」を企業理念に掲げ、医療機器や医療用消耗材料の開発、製造、販売、輸出入を行っています。褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、そして整形外科領域の4つの専門領域で、医療現場のニーズに応える製品・情報・サービスを提供し続けています。

特に整形外科領域においては、国産初のギプスメーカーとしての歴史を持ち、運動器疾患の治療とケアをつなぐ役割を担ってきました。患者さんのギプス固定中の日常生活をサポートし、治療満足度の向上を支援することで、医療従事者と患者さん双方の「ありたい医療」の実現に貢献しています。

まとめ

ギプス固定中の「におい」や「汚れ」といった悩みは、これまで多くの患者さんにとって避けられないものでした。しかし、アルケア株式会社が患者さんの声に真摯に耳を傾け、開発した「デオギプスカバー®」は、この長年の課題に新たな解決策をもたらします。消臭性能と見た目をカバーする専用設計、そして快適な装着感と日常使いに適したデザインは、ギプス生活の身体的・精神的負担を軽減し、患者さんがより快適に、そして前向きに治療期間を過ごすための強力なサポートとなるでしょう。

「デオギプスカバー®」の登場は、単なる医療補助具の進化にとどまらず、ギプス生活を送る人々のQOL向上に大きく貢献する画期的な一歩と言えます。アルケア株式会社の、患者さんに寄り添い、ケアの可能性を豊かにしていく「ベストケア」創造企業としての取り組みは、今後も私たちの健康とウェルビーイングを支え続けていくことでしょう。

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