介護現場の救世主! 吸水防水シーツ「どこでも美化ロール」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
介護は、私たちの社会にとって避けては通れない大切なテーマです。超高齢社会へと進む日本において、介護を必要とする方の数は年々増加の一途をたどっています。そんな中で、介護する側・される側双方の負担をいかに軽減し、より質の高い生活を送れるようにするかは、喫緊の課題と言えるでしょう。
特に、排泄ケアは介護の中でも非常にデリケートでありながら、日常的に発生する重要なケアの一つです。尿漏れや失禁は、被介護者の方にとって尊厳に関わる問題であり、介護者の方にとっては身体的・精神的な負担、そして何よりも「洗濯」という大きな家事ストレスにつながります。この長年の悩みに一石を投じる製品が登場しました。それが、東京メディカル株式会社が開発した吸水防水シーツ「どこでも美化ロール」です。この度、この画期的な製品が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したというニュースは、介護業界全体に明るい光を灯すものとなりました。

介護の現場が抱える「洗濯ストレス」という深い悩み
介護の現場では、日々さまざまな業務に追われています。その中でも、特に介護者の負担が大きいとされるのが、排泄ケアに伴う「洗濯」です。排泄ケアは、被介護者の尊厳を守り、清潔で快適な環境を維持するために欠かせないものですが、その一方で、介護者に多大な労力と時間、そして精神的なストレスをもたらしています。
洗濯が介護現場にもたらす負担
もし、身近な人が排泄の失敗をしてしまったら、どう感じるでしょうか。多くの場合、まず「早くきれいにしなければ」という焦りを感じるかもしれません。シーツや衣類が汚れてしまった場合、その都度、汚れたものを回収し、洗濯し、乾燥させ、たたんで片付ける、という一連の作業が発生します。これが一度や二度ならまだしも、日に何度も繰り返されるとなると、その負担は計り知れません。
介護施設では、多くの入居者の方の洗濯物を処理する必要があり、その量は膨大です。家庭での介護においても、家族が介護者の役割を担う場合、日中の介護業務に加えて、夜間も排泄ケアが行われることが多く、睡眠時間を削って洗濯をするという状況も珍しくありません。このような状況は、介護者の身体的な疲労を蓄積させ、腰痛などの身体的な不調を引き起こす原因にもなります。また、汚れた洗濯物と向き合い続けることは、精神的なストレスや疲労感、さらには介護に対するモチベーションの低下にもつながりかねません。
数字で見る洗濯のコストと労力
プレスリリースによると、介護現場におけるストレス要因の第2位が「洗濯の手間」であると指摘されています(第1位はコミュニケーション)。これは、洗濯が単なる家事の範疇を超え、介護現場の持続可能性を脅かす深刻な問題であることを示唆しています。
具体的に、介護施設で縦型10kgの洗濯機と乾燥機を3台保有し、少なくとも1日3回稼働させた場合を考えてみましょう。洗濯の全手順(洗い→干す→取り込む)には、交代シフト勤務に応じて約7.5人分の労力が必要になると言われています。これは、個人の負担が通常の3倍以上になることを意味します。もし、この洗濯業務の負担を軽減できれば、介護従事者の過重労働が緩和され、より質の高いケアに時間を割くことができるようになるでしょう。
経済的な側面から見ても、洗濯は無視できないコストです。洗濯1回あたりの電気代と水道代は平均で約92円とされています。もし1日3台の洗濯機が3回ずつ(計9回)稼働した場合、1日で約828円、月間では約25,668円、年間では約308,016円もの費用がかかってくる計算になります。もし洗濯頻度を1日2回減らすことができれば、年間で約68,448円のコストダウンにつながると予測されています。これは、施設運営における大きな省力化、ひいては人件費削減にもつながる可能性を秘めています。
このように、洗濯は介護現場において、介護者の心身の負担、業務効率の低下、そして経済的なコストという多岐にわたる課題を引き起こしています。これらの課題を解決することは、介護の質を高め、介護に関わるすべての人々にとってより良い環境を築く上で不可欠なのです。
「どこでも美化ロール」がもたらす画期的な解決策
長年の介護現場の悩みに寄り添い、その解決策として登場したのが「どこでも美化ロール」です。この製品は、使い捨てというシンプルながらも画期的なアプローチで、介護における排泄ケアの負担を大きく軽減します。
製品の特長と優れた機能性
「どこでも美化ロール」は、ただの使い捨てシーツではありません。介護現場で求められる厳しい条件をクリアするために、多角的な機能性が備わっています。
高い吸水性と確かな防水性
排泄ケアで最も重要なのは、漏れを防ぎ、汚れた部分をしっかりと吸収することです。「どこでも美化ロール」は、表面に吸水性に優れた不織布(レーヨン・ポリエステル混合)を使用しています。これにより、尿などの水分を素早く、そして確実にキャッチし、広がりを抑えます。レーヨンは吸水性が高く、肌触りも良いため、被介護者の方にとっても快適な使用感が期待できます。
そして、その裏側にはポリエチレンラミネート加工が施されており、強力な防水層を形成しています。これにより、吸収した水分がシーツの裏側に染み出すことを防ぎ、ベッドや車いす、座席などの寝具や家具を汚す心配がなくなります。さらに、この防水層にはノンスリップ加工が施されており、敷いた場所からシーツがずれにくいという安全性への配慮もなされています。これにより、被介護者の方が動いてもシーツがよれたり、滑ったりするリスクを軽減し、安定した状態で使用できます。

衛生面への配慮:抗菌・防臭機能
排泄物による汚れは、臭いや雑菌の繁殖といった衛生面の問題も引き起こします。「どこでも美化ロール」は、抗菌・防臭機能も兼ね備えているため、これらの問題にも対応します。抗菌機能により雑菌の繁殖を抑え、防臭機能により不快な臭いを軽減することで、清潔で快適な環境を保つことができます。これは、介護する側・される側双方にとって、精神的な安心感にもつながる大切な要素です。
使いやすさを追求したデザイン
製品は、約500mm×500mmのシートが40枚巻かれたロールタイプで提供されます。必要な時に必要な分だけミシン目で切り離して使えるため、無駄がありません。ロールサイズは幅90mm×奥行き90mm×高さ500mm、重量1020gと、取り扱いやすいサイズ感です。また、自社製造の不織布に日本の伝統的な「麻の葉模様」が施されており、機能性だけでなく、見た目にも上品さが感じられるデザインとなっています。

使い捨てだからこそのメリット
「どこでも美化ロール」の最大の特長は、ディスポーザブル(使い捨て)である点です。この使い捨てという特性が、介護現場に多大なメリットをもたらします。
介護者の負担軽減
使い捨てであるため、汚れたシーツを洗濯する手間が一切かかりません。汚れたら新しいものに交換するだけで済むため、洗濯物の仕分け、予洗い、洗濯機への投入、乾燥、たたむ、という一連の重労働から介護者は解放されます。これにより、介護者の身体的負担が大幅に軽減され、時間を有効活用して被介護者とのコミュニケーションや他のケアに集中できるようになります。前述のコスト削減効果も、この「省人化」「省時化」「省力化」の実現に貢献するものです。
被介護者の快適性向上
被介護者の方にとっても、常に清潔なシーツの上で過ごせることは、精神的な安らぎと身体的な快適性につながります。汚れたシーツがすぐに交換されることで、不快感や臭いの心配が減り、安心して日常生活を送ることができます。また、万が一排泄漏れがあったとしても、シーツがしっかり吸水・防水してくれるため、着替えだけで済むという安心感も得られるでしょう。
「どこでも美化ロール」は、介護の「する側」と「される側」双方にとっての「無理のない楽な介護生活」を実現するための、強力な味方となる製品と言えます。
グッドデザイン賞受賞の背景:社会課題解決への貢献
「どこでも美化ロール」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したことは、その製品としての優れた機能性だけでなく、介護という社会課題の解決に貢献するデザインとしての価値が高く評価された結果と言えるでしょう。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインによって私たちの暮らしや社会をより良くしていくことを目的としており、その評価の対象は、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものに及びます。単に「見た目が良い」というだけでなく、機能性、品質、安全性、環境への配慮、そして社会性など、多角的な視点から「良いデザイン」が選ばれます。受賞した製品は、そのデザインが社会に寄与する価値を持つと認められた証となります。
審査員が評価したポイント
「どこでも美化ロール」に対するグッドデザイン賞審査員の評価は、その社会的な意義を明確に示しています。
審査員からは、「排泄による汚れを吸水・防水機能で確実に防ぎ、介護従事者の洗濯や清掃の負担を大幅に軽減する点が高く評価された」と述べられています。これは、この製品が介護現場の具体的な課題である「洗濯ストレス」に直接的にアプローチし、その解決に大きく貢献するものであることを意味します。洗濯作業が介護従事者にとって大きなストレス要因であり、人材不足の現場をさらに圧迫している現状を深く理解し、それに対する有効な解決策を提供している点が評価されたのです。
さらに、「ディスポーザブルで衛生的な仕様は、介護の持続可能性を高め、現場の人材定着や労働環境の改善にもつながることが期待される」というコメントは、この製品が単なる便利グッズにとどまらず、介護業界全体が抱える構造的な問題、すなわち人材不足や離職率の高さといった課題の解決にも寄与しうる可能性を秘めていることを示唆しています。衛生的な環境を保ちやすい使い捨てであることは、感染症リスクの軽減にもつながり、被介護者だけでなく、介護従事者の健康と安全を守る上でも重要な要素です。
介護の持続可能性と人材定着への期待
介護現場では、身体的・精神的な負担の大きさから、人材の定着が大きな課題となっています。特に、洗濯や清掃といった地道な作業は、目に見えにくいながらも、日々蓄積される疲労の原因となり、離職につながることも少なくありません。このような状況において、「どこでも美化ロール」のように、日々の業務負担を具体的に軽減できる製品は、介護従事者の労働環境を改善し、結果として人材の定着を促す効果が期待できます。
また、多層構造や抗菌・防臭性能といった技術的な側面も、「現場で求められる条件を実用的に満たしている」と評価されており、単なるアイデアだけでなく、実際の使用に耐えうる高い品質と機能性が備わっていることが証明されました。グッドデザイン賞の受賞は、「どこでも美化ロール」が、デザインの力で介護の未来を明るく照らす可能性を秘めた製品であることを広く社会に伝えるものとなるでしょう。
介護現場を飛び越え、日常生活の様々なシーンで活躍
「どこでも美化ロール」は、その名の通り「どこでも」使える汎用性の高さも魅力の一つです。プレスリリースでも触れられている通り、開発の背景には「長く続く介護生活の中で『する側・される側』お互いが無理のない楽な介護生活を送り、笑顔の日々が送れるよう家事ストレスからの脱却を図る」という強い思いがあります。この思いは、介護現場だけでなく、私たちの日常生活の様々な場面で役立つ可能性を秘めています。
介護施設や家庭での具体的な活用例
介護施設やご家庭での介護においては、ベッド周りでの使用はもちろんのこと、車いすの座面や、移動車の中での使用も非常に効果的です。特に、外出先でのちょい漏れや排泄の失敗は、被介護者の方にとって大きな不安要素となります。しかし、「どこでも美化ロール」を敷いておけば、万が一の際にも下のシートや座席を汚す心配がありません。これにより、介護者は清掃の手間から解放され、被介護者も安心して外出を楽しめるようになります。使い捨てなので、汚れたらすぐに交換し、清潔な状態を保てるのも大きな利点です。
医療現場での衛生管理
医療現場では、感染症対策や衛生管理が非常に重要です。「どこでも美化ロール」の吸水性、防水性、抗菌・防臭機能は、医療現場でも大いに役立つでしょう。例えば、診察台や処置台に敷くことで、患者さんの体液による汚れを防ぎ、使用後はそのまま廃棄できるため、清掃の手間と感染リスクを軽減できます。手術後のドレッシング交換時や、ベッド上での処置の際など、様々な場面での活用が考えられます。
子育て世代の強い味方
小さなお子さんを持つ家庭でも、「どこでも美化ロール」は非常に重宝するアイテムとなりそうです。例えば、おむつ替えの際に敷けば、万が一のおしっこ漏れやうんち漏れから床や家具を守れます。また、離乳食が始まったばかりのお子さんの食事中に、テーブルの下に敷いておけば、食べこぼしによる汚れを気にせず、お子さんが自由に食事を楽しめます。ピクニックや公園でのおむつ替え、車内での急な汚れ対策など、外出先でもサッと取り出して使える手軽さは、忙しい子育て世代にとって大きな味方となるでしょう。
災害時やペットケアにも
災害時には、水や衛生用品の確保が困難になることがあります。避難所での共同生活において、衛生環境の維持は非常に重要です。「どこでも美化ロール」は、簡易トイレの補助シートとして、あるいは身体を拭いた後の汚れ受けとしてなど、様々な場面で衛生環境の悪化を防ぐ役割を果たすことが期待できます。使い捨てであるため、感染症リスクを低減しながら清潔を保つ助けとなるでしょう。
また、ペットを飼っているご家庭でも活用できます。子犬や子猫のトイレトレーニング中、高齢のペットの粗相対策、あるいはケージの下敷きとして、車での移動中の汚れ防止など、ペットとの暮らしの中で発生する様々な汚れの悩みを解決してくれます。抗菌・防臭機能も、ペット特有の臭い対策に効果を発揮するでしょう。
このように、「どこでも美化ロール」は、介護という特定の分野に留まらず、私たちの日常生活における様々な「汚れ」や「衛生」に関する悩みに寄り添い、解決策を提供してくれる、まさに「どこでも」活躍できる万能シーツと言えるのです。
東京メディカル株式会社の不織布技術へのこだわり
「どこでも美化ロール」の優れた機能性は、開発元である東京メディカル株式会社の長年にわたる不織布技術へのこだわりと、その高い専門性によって支えられています。
不織布の専門家が支える品質
東京メディカル株式会社は、愛媛県四国中央市に本拠を置く不織布メーカーであるシンワ株式会社を母体として誕生しました。シンワ株式会社は、不織布の製造において長い歴史と豊富なノウハウを持つ企業であり、その技術力は東京メディカル株式会社の製品開発に活かされています。不織布は、繊維を織らずに絡み合わせてシート状にした素材であり、その特性は使用する繊維の種類や製造方法によって大きく変化します。東京メディカル株式会社は、この不織布の特性を熟知し、製品の用途に応じて最適な素材選定と加工技術を組み合わせることで、「どこでも美化ロール」のような高性能な製品を生み出しています。
「ALLTIME」ブランドが目指すもの
東京メディカル株式会社は、「ALLTIME」というブランドを展開しており、その名の通り「24時間・365日あらゆるシーンでお役立ていただけるように」という思いが込められています。「ALLTIME」ブランドの製品は、食品、医療、生活関連など、多岐にわたる分野で浸透し、高い評価を確立しています。これは、同社が常にユーザーのニーズに応えるべく、技術開発と商品開発に力を注いできた結果と言えるでしょう。
「どこでも美化ロール」も、「ALLTIME」ブランドの一員として、介護現場の切実な声に応え、日々の生活をより豊かにするための製品として誕生しました。不織布の専門家としての知見を活かし、吸水性、防水性、抗菌性、防臭性といった多機能を一枚のシートに凝縮することで、利用者の安心と快適を追求しています。企画開発から生産、販売までを一貫して行う体制は、製品の品質管理と安定供給を可能にし、ユーザーからの信頼につながっています。
今後の技術開発と商品開発への意欲
東京メディカル株式会社は、現状に満足することなく、今後もさらなる技術開発と商品開発に努めていくとしています。これは、変化し続ける社会のニーズに対応し、より良い製品を提供し続けるという同社の強い企業姿勢を示しています。不織布の可能性を追求し、人々の生活を支える製品を生み出し続ける東京メディカル株式会社の今後の展開にも注目が集まります。
まとめ:より良い介護と生活のために
「どこでも美化ロール」の2025年度グッドデザイン賞受賞は、単に一つの製品が評価されたというだけでなく、介護という社会課題に対し、デザインと技術の力で解決策を提示したことの大きな意義を示しています。
介護現場の「洗濯ストレス」という深い悩みに寄り添い、使い捨てというシンプルな方法で、介護する側・される側双方の負担を軽減し、QOL向上に貢献するこの製品は、まさに「未来の介護」のあり方を示唆していると言えるでしょう。その多機能性と汎用性の高さは、介護現場だけでなく、子育て、医療、防災、ペットケアといった私たちの日常生活の様々なシーンで、より清潔で快適な環境を提供してくれます。
東京メディカル株式会社の不織布技術へのこだわりと、社会貢献への強い思いが詰まった「どこでも美化ロール」。この製品が、今後さらに多くの人々の生活を支え、笑顔を増やすことにつながることを期待せずにはいられません。介護に関わるすべての人々、そして日々の衛生管理に悩むすべての人々にとって、「どこでも美化ロール」が心強い味方となることを願っています。
関連情報
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